第13回 日本病院脳神経外科学会に参加して

第13回 日本病院脳神経外科学会に参加して

近年、保険適用となった心機能障害で上昇するNT-proBNPという項目についての検討を発表させていただきました。

発表内容は、脳梗塞の原因の1つに心房細動が挙げられますが、慢性の心房細動は常に出ているためすぐにわかります。しかし、たまにしか出ない発作生の心房細動は24時間ホルター心電図でしか発見できず、時間もかかり患者様にも負担になります。
もし簡単な血液検査でわかるNT-proBNPと関係があれば早期発見に繋がるのでは、と考え検討させていただきました。

脳梗塞の原因の1つである発作性心房細動におけるNT-proBNP検査の有用性

今まで、医学検査学会(臨床検査技師の学会です)には参加させて頂いたことはありますが、脳外科学会という医師からコメディカルまで他職種が集まる学会への参加は初めてで、しかも演者という立場での参加も初めてでしたので、とても緊張しました。

今村先生をはじめ、院長先生や諸先生方から頂いたアドバイスのお陰で、予定時間内に無事に終わり、質疑にも答えることができ安心しました。また、他の脳外科病院の臨床検査技師さんの発表も聞くことができ、検査室の体制や術中モ ニタリング、貴重な症例発表など参考になることばかりでした。

 

釧路

今回の学会は“釧路”で開催されました。北海道は高校の修学旅行以来で、“釧路”については地名しか聞いたことがありませんでしたので、事前にグルメを中心にインターネットで下調べをしました。
北海道というだけあって魚介類やラーメンが一押しだそうで、期待して釧路入りしましたが、夜はどのお店も閉店時間が早く(19時)期待を裏切られてしまいました。次の日には、ちゃんと北海道グルメを堪能でき頑張った自分へのご褒美となりました。

今回の学会での経験を日々の業務に生かしていきたいと思います。

 

脳神経外科専門医・脳卒中専門医  若林 伸一

2010年07月19日 8:02 PM | 翠清会梶川病院ブログ

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