脳神経内科

脳神経内科

脳神経内科の概要

 

「脳神経内科は、手術の対象とならない脳・神経・筋肉の病気を担当します。当院は脳神経の救急病院ですので、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、けいれん、髄膜炎、脳炎などの診療を主に行います。」
特に脳梗塞の診断、治療、再発防止に力を入れています。詰まった血栓を溶解するt-PAによる血栓溶解療法も行います。しかし、t-PA治療は脳梗塞になられた方の20~30人に1人しか行えないのが現状です。t-PAを使えない方への最善の治療法が行えるように努めています。

脳卒中は治療がうまくいっても何らかの後遺症が残る場合も多く、医師,リハビリスタッフ、看護師,ソーシャルワーカー、栄養士など多職種で話し合って最適な医療を提供できるようにしています。さらに、脳梗塞は再発が多い病気ですので入院後すぐに再発予防のための対策をたてています。
血液検査、心電図、胸部レントゲン、CT、MRI、頸動脈エコー、心エコー、経食道心エコー、脳血管造影などを組み合わせ、結果を基にカンファレンスで治療や再発防止の方針を決定しております。
再発防止は一生続けていくべきものですから、かかりつけの先生と連携を密にし、退院時には最適な情報を提供するようにしています。

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実 績

  2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
外来患者数 16,494 16,326 15,453 15,521 15,513
入院患者数 835 926 933 963 935
t-PA 24 33 49 63 59
頚部エコー 447 382 535 634 644
経食道心エコー 75 78 55 66 37

 

クリニカルパス使用件数
  2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
ラクナ梗塞 71 87 114 121 109
心原性脳塞栓症 65 57 44 65 48
アテローム血栓性脳梗塞 168 207 198 175 128
その他の脳梗塞 159 175 166 130 203

 

 

 

 

脳梗塞に対するrt-PA静注療法の治療成績
2021年
患者数 63名
来院からrt-PA投与まで 41分(中央値)
脳梗塞の重症度(NIHSS) 11(中央値)
発症前に日常の活動が問題なく行えていた人の割合
(modified Rankin scale 0-1)
60%
そのうち退院時点で症状が全くないか
あっても介護を必要としない(modified Rankin scale 0-2)
51%

 

2022年
患者数 60名
来院からrt-PA投与まで 33分(中央値)
脳梗塞の重症度(NIHSS) 12.5(中央値)
発症前に日常の活動が問題なく行えていた人の割合
(modified Rankin scale 0-1)
68%
そのうち退院時点で症状が全くないか
あっても介護を必要としない(modified Rankin scale 0-2)
50%

 

英文で発表した臨床研究

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