当院症例に関する後ろ向き調査(過去の診療記録に関する調査)のお願い
翠清会梶川病院におきましては、脳神経関連疾患などのご病気について日々の患者様への診療を行いながら、新たな知見を加えることによって臨床の発展に寄与することを目指しています。その実現のためには、日々の私たちの診療を振り返り、いままで拝見してきた病気に関して詳しく調査を行うことが病気の理解を深めるためにも極めて重要と考えております。その一つとして下記の研究を進めております。ご協力いただけましたら幸いです。
【研究課題】
脳神経関連疾患に関する臨床指標・治療成績・予後に関する後ろ向き調査
【研究期間】
2000年1月1日 ~ 2024年12月31日
【対象となる方】
2000年4月1日以降から2024年12月31日までの間に当院において診療を行ったか、あるいは検査/治療を実施または検査所見の評価を行った方
【研究の方法】
翠清会梶川病院におかかりになられている患者さまで医師が診察・検査・治療あるいは判定を行なった診療行為はカルテを含む診療情報として長年にわたり蓄積されて参りました。この膨大な患者カルテ・診療情報・検査および治療の結果を閲覧しながら、患者さまの個人情報を除いたデータベースを作成し、脳神経疾患の発症リスク、検査・治療の有効性・問題点およびそれらを規定する因子に関する検索、脳神経疾患の予後(死亡、再入院、再発作など)について翠清会梶川病院の中で調査を行っております。
この調査はあくまで過去に行われた診療データを調査するもので直接患者さまに薬や治療により新たに介入を行うことはなく患者さまの生命・健康に直接影響を及ぼすことはありません。もちろん患者さまのお名前、生年月日など患者さまご本人と特定できるような個人情報は省かれており、患者さまの診療に関する情報が個人を特定できる形で外部に漏えいすることはありません。また患者さまから採取された血液などの検体を利用して新たな項目について検査・測定を行うこともありません(そのような研究については別途、病院で倫理審査を受け、患者さまのご承諾を得て実施致します)。この研究は、必要に応じて翠清会梶川病院倫理委員会の承認を受け、翠清会梶川病院wx院長の許可を受けて実施するものです。
【個人情報保護】
あなたの人体試料や情報・データ等は、解析する前に氏名・生年月日等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、パスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。ただし、必要な場合には、当研究室においてこの符号を元の氏名等に戻す操作を行い、結果をあなたにお知らせすることもできます。
この研究のためにご自分のデータを使用してほしくない場合は主治医にお伝えいただくか、病院医事課まで2024年12月31日までにご連絡ください。ご連絡をいただかなかった場合、ご了承いただいたものとさせて頂きます。
研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。なお研究データを統計データとしてまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡ください。ご不明な点がありましたら主治医または病院医事課へお尋ねください。
本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。この研究に関する費用は、翠清会梶川病院から拠出されています。尚、患者様への謝金はございません。
2023年9月
【問い合わせ先】翠清会梶川病院
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臨床研究一覧
担当部署 | 翠清会梶川病院 倫理委員会承認番号 |
研究名 |
リハビリ | 202302 | 急性期脳卒中患者における自動車運転再開可否判定に影響を与える因子について |
リハビリ | 202303 | 脳卒中急性期患者の自動車運転再開における関連因子の検討 |
医局 | 202305 | 中大脳動脈M2閉塞に対する血栓回収術における、ステント回収時の血管偏位と有効再開通率の相関 |
医局 | 202306 | 口腔内環境の悪化と脳梗塞転帰との関連についての検討 |
医局 | 202307 | 急性期のアテローム血栓性脳梗塞とBranch atheromatous disease(BAD) Typeに対しアルガトロバンの代替療法としてヘパリン投与例の臨床的検討 |
看護部 | 202308 | 脳卒中患者におけるOHAT-Jを用いた口腔状態の評価と肺炎の関連性につい |
放射線 | 202310 | tPA投与前の診断補助に貢献できた1例 |
リハビリ | 202312 | COVID-19クラスター発生時のリハビリテーションの成果 |
医局 | 202406 | 頸動脈ステント留置術後のステント内protrusionの性状・背景 |